ハイサイ、グスーヨーチューガナビラ!(こんにちは、皆さんご機嫌いかがですか?)
今回紹介するのは沖縄のお餅の作り方をおすそ分けしようね~(^^)
月桃の香りと程よい甘さがたまらなくマーサン(美味しい)わけさぁ。ほっぺとろけるから落とさないように気を付けてよ~w
カーサムーチーの材料
- もち粉
- 砂糖 300g(紅芋もち粉用。黒糖ムーチーは元々黒糖が入ってるから砂糖は入れない。)
- 水(紅芋:480~510cc 黒糖:200~240cc)
- サンニン(月桃)の葉 作りたい分
- 油(我が家は米油。匂いが付かなければどんな油でも良いさぁ。)
月桃の花、葉、髪飾り(伝統工芸品)
これが月桃の花と葉、そして妻が月桃の茎で作った伝統工芸品(かんぷー:髪飾り)。
カーサムーチーの作り方・レシピ
紅芋ムーチーと黒糖ムーチーは砂糖を入れるか入れないかの違いだけ。あとの作り方は同じ。
- サンニン(月桃)の葉を水で洗い、仕上げに水をふき取る。
- 紅芋もち粉1袋(600g)に砂糖300gを加えて水を少しずつ入れながらこね、耳たぶくらいの柔らかさになったらOK
- サンニン(月桃)の葉に油を塗り、餅を手のひらサイズ(約70g)に取って平らに伸ばしサンニンの葉で包む。
- 20~30分蒸して完成
- ウートートーして実食!
紅芋ムーチーの作り方。
黒糖ムーチーの作り方。
①サンニン(月桃)の葉の準備
まずサンニンの葉を用意する。沖縄に住んでる人はその辺に生えてるから地主に許可もらって採ってきたらいいさぁね。難しい人はその時期になったらサンエーとかかねひでとかスーパーで売ってるよ。
県外の人は通販で買うか、その時期(旧暦の12月8日)なら「わしたショップ」などのアンテナショップでも買えるかもしれない。通販は後半で紹介するさぁね。
サンニン(月桃)は我が家にもたくさん生えてるわけさ。
葉っぱの根元は硬いから切る時のコツはこうやって眉毛がへの字になるように顔に力を入れてぇ~・・・ってそんなに硬くないわ!wなんならサクサクだわw
次男はカメラを向けると毎度おなじみ変顔して遊んでるw毎回変顔して自分で写真見て楽しんでるわけさぁ(^^;
もし葉っぱが切れない人はこの顔してみて!切れるはずよw
サンニンの葉は採ってきたら水で洗って仕上げに水をふき取る。
②もち粉をこねる(黒糖ムーチーは砂糖入れない)
続いてもち粉をこねるんだけど、紅芋ムーチーは砂糖入れるけど黒糖ムーチーは砂糖入れないから注意してね。
まず黒糖ムーチーは名前通り元々黒糖が入ってるわけさ。甘さはめちゃくちゃ甘いってわけじゃなくて、丁度良い甘さ。もっと甘くしたい人は砂糖入れてもいいかも。
もち粉の用意ができたら水を少し入れて混ぜて、水がなくなったらまた少し水を入れて混ぜる。これを繰り返してもち粉が耳たぶくらいの柔らかさになったら完成。
水は一気に入れちゃうと柔らかさの具合が調整できないから注意してね。ヨンナーヨンナー(ゆっくりゆっくり)やるのが一番さぁ(^₋^)
良い匂い~もう既に美味しそう~
マーマーこのくらいの柔らかさで良いのぉ?
続いて紅芋ムーチー。紅芋ムーチーはもち粉1袋(600g)に対して砂糖を300g入れる。あとは黒糖ムーチーの作り方と同じ工程。
水は少しずついれて混ぜる、少しずつ入れて混ぜるを繰り返す。
③サンニン(月桃)の葉でムーチーを包む(※葉の裏で包む!)
ムーチーの包み方は基本、サンニンの葉っぱ1枚にムーチー1つ。もし葉っぱが小さい場合は2枚使ったりもするよ。
包む前に色違いのヒモを用意する。ムーチーを包んだら中身が分からなくなるから、どの味か分かるようにヒモの色で分けるわけさ。今回は赤が紅芋、青が黒糖にしたよ。
次にサンニンの葉の裏に油を塗る。これは食べる時にムーチーが葉っぱからはがれやすくするため。
葉の裏に油を塗ったらお餅を約70g(てぇーげー=適当で良いよw)取って、平たくして葉の裏にのせる。
ムーチーの包み方はまず葉っぱの短い方から包んで、その後に長い方を折り曲げて包む。包んだらヒモで縛る。
パーパー、おめめつけたー!
いいねー!
④蒸す
最後の工程は強めに20~30分蒸す。
でもうちは蒸し器が無いからオバーの知恵でお皿を上下反対に重ねてから蒸し器代わりにしてるわけさ。オバーの知恵凄いねぇ。
上下反対にして重ねて鍋の底に敷いたら水入れてムーチーを入れて強火で20~30分蒸す。間とって25分蒸したらちょうど良い柔らかさだったさぁ(^o^)
⑤ご先祖様にウートートーして実食!
カーサムーチーは食べる前に亡くなったオジーオバーにお供えするのが沖縄の風習。
天国の大きいオジーオバーも食べてねぇ。ウートートー。
おー!めっちゃ美味しそうぉ~
早く食べたいな~
はい、じゃ食べていいよー。ムーチー美味しいひと~
はーい!
はーい!
紅芋も旨っ!
うんまっ!
ムーチーの本来の食べ方はサンニンの葉っぱからそのまま食べるんだけど、そしたら手が汚れるさぁねぇ。。。子供たちが汚れた手であちこち触って家中汚れるから我が家はいつも割り箸で食べるさぁw
ムーチーは冷凍保存しても大丈夫?
はい、大丈夫!
って自信をもって言いたいけど、厳密には知らないw
でも我が家は毎年大量に作るしおすそ分けも戴くから大量に冷凍庫行きだよ~w
常温で置いとくとお餅だからすぐ硬くなるわけさ。だから食べきれない分は即冷凍!
ムーチーの日はいつ?
ムーチーの日は毎年旧暦12月8日だよ。
西暦 | |
2023年 | ※2022年に旧暦12月8日が2回訪れため2023年は無し |
2024年 | 1月18日(木) |
2025年 | 1月07日(火) |
2026年 | 1月26日(月) |
2027年 | 1月15日(金) |
2028年 | 1月04日(火) |
2029年 | 1月22日(月) |
2030年 | 1月11日(金) |
カーサムーチーの由来は?
諸説あるけど、簡潔にまとめると↓
昔、首里に仲の良い兄と妹がいたわけさ。成長して妹が久高島に嫁ぐと兄は寂しさから鬼になって村の子供や家畜を襲い食べるようになってしまった。 心配になって様子を見に来た妹は仕方なく兄を退治することにした。
妹は兄が大好きだったムーチーを作り、そのムーチーの中に瓦を入れた。そして鬼になった兄を海のそばの崖まで誘い出し、その瓦入りのムーチーを食べさせ苦しんでいる隙を見て海に突き落とした。
これが旧暦の12月8日だったことからこの日がムーチーの日とになり、それから沖縄では毎年旧暦の12月8日になると厄除けや家内安全、健康祈願するためにムーチーが作られるようになった。だからカーサムーチーは師走ムーチー、鬼ムーチーともいわれるわけさぁ。
いやー、もうムーチー旨すぎるからスーパーとか商店で常に販売してくれないかな~(^^;
初ムーチーとは?
ムーチーの日の中でも、赤ちゃんが生まれた家で迎える初めてのムーチーの日は「初ムーチー」といって、赤ちゃんの健康や長寿を祈るわけさ。そして作ったムーチーを親戚や周囲の人に配るという風習もあるよ(^^)
ムーチービーサとは?
ムーチーの日は1月~2月だから寒いわけさ。この寒さの事をムーチービーサーっていうわけさ。
あ、寒いって言っても1月2月でも25℃超える日もあるからさぁ(笑)
これとかまさに1月w(>▽<)
ムーチーの通販リスト
こんなに旨いムーチーがなんと通販でも買えるってよ!
【ムーチー(完成品)】
- カーサムーチー4種8個セット(楽天)
- カーサムーチー黒糖、紅芋(誠もち店)沖縄本島北部の有名なお餅屋さん。美ら海水族館近くにお店があるさぁ。
【ムーチーの材料(自分で作る)】
【月桃の葉を栽培】
はい、ムーチー作り方のおすそ分けは以上さぁ。じゃお腹空いたからムーチー食べてこうね~。
って冷凍庫のムーチーが無いっ!えーひゃー、誰だ食べたのー!(ꐦ°᷄д°᷅)
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